過鎮静気味の日常

狭い研修医室から少し広い医局に飛び出しました。一体どんな専攻医生活を送っているのか。

言葉にすること

こんにちは。
ほどほどに忙しく働いています。今回のテーマはコンサルテーション

 

・他の科へのコンサルテーション

・他の病院への転院依頼や情報提供依頼

・看護師からの病棟の報告や相談

 

コンサルテーションをしたりされたり、そんな毎日ではないでしょうか。このように、医者として働いていれば、多くの人がコンサルテーションにかかわる機会に出会うと思います。

そんなコンサルテーションについて、どうやってやればいいのか?を考えていきます。

 

コンサルテーションとは

その領域の専門家に意見を仰ぎ、診療をより良い方向に進めるための手段や過程のことのような意味で使っています。ネット上のデジタル大辞泉では

相談。協議専門家診断鑑定を受けること。

と記載されています。

 

なぜ行うのか

各領域にはやはり専門家、つまりは自分よりも詳しい人がいます。その方々に意見を仰ぐことで患者のアウトカムを変えようということなんでしょう。私も悩むたびに自分より詳しい方々の意見を聞くために電話をしたり、手紙を書いたりを繰り返しています。

 

どのような手段があるのか

手段としては手紙、カルテ記載、電話などいろいろあるでしょう。私は院内の案件でしたら、面と向かって話した方がこちらの伝えたいことが伝わる気がして、できる限り会いに行くようにしています。

 

どのような方法がでするのか

コンサルテーション全般に共通しているのが、伝えたいことを言語化することです。

コンサルテーションする側になると、あれもこれも伝えたい!、といった気持ちになり沢山話してしまうのですが、いざ受ける側になると、簡潔でないと言ってることの半分程度しか理解できません

コンサルテーションの教育や文化はいろいろあると思います。私の周りでも、様々に意見があります。その中でも、私が気に入っている方法を紹介します。

  1. 目的を言う。(例:診察の依頼、処方の依頼、ただの報告、など)
  2. 患者背景を1文で述べる。(例:○○の既往のある××歳の性別、△△のため入院している××歳の性別、など)
  3. 現病歴を端的に伝える(例:胸背部痛で救急受診しました。今朝から38℃の発熱を認めます、など)
  4. 現時点での判断と根拠を簡単にを伝える(例:CTから大動脈解離と判断しています、身体所見より虫垂炎と考えています、など)
  5. 最後に再度、お願いしたいこと(目的)を言う。(例:診察の依頼、処方の依頼、ただの報告、など) 

詳細な点はこの後に質問に答える形で補完していくほうが、お互いにやりやすいと思います。このプレゼンでおおよそ1分ぐらいでしょうか?

自分がコンサルテーションを受けて、聞きやすいと思った方法が伝わりやすい話し方だと考えています。いろいろな人のコンサルテーションを受けて、して、伝わりやすいコンサルテーションを目指してみると良いと思います。

 

最後に

なぜコンサルテーションをするのか、しっかり考えてからしましょう。自分もわからない状況では、受けた相手も何をしてほしいのかわかりません。

極端な話ですが、「なにもわからないので診察をお願いします。」というのも伝え方としてはいいと思います。するときにはそれ相応の姿勢でいう必要があると思いますが。

私もまだまだ未熟で試行錯誤の毎日です。日常業務に必須なコンサルテーションですので、これがすんなり行えれば業務も幾分かスムーズになるのではないでしょうか。

 

おまけ

看護師はよく現場で使うように指導されるみたいですが、報告のツールとして"SBAR"というものがあります。

Situation(状況)」

Background(背景)」

Assessment(評価)」

Recommendation(提案)」

の頭文字をとったものですね。気になる方は調べてみてください。

 

 

今回は以上です。